サッカー・ボール

フォトスタジオでのスティルライフ撮影の場合、まず、その被写体が立体であるがゆえに存在する固有のファクターの分析から始めます。そして、次にそのアイテムを画像という平面に置き換えるに当たって、必要となる適切な方法を考えるのですが、その際、カメラマン自身の意見を盛り込むと言う作業が必要不可欠になって来ます。そしてその独自の主張こそが、作業のなかで撮影を担当するカメラマンの重要な仕事であり、永遠に尽きることのない課題と言って良いのではないでしょうか。

上記掲載の画像は、反射性の強い素材を使った球形の被写体ですが、その素材と形状から周辺にあるもの全てを写し込んでしまいます。そこで背景に設置するものとしてグレーのデコラ板を使用し、商品は仕掛けを作って宙に浮いた状態にしてあります。また反射性の強いメタリック調の質感を描写するため、フィルム状のディフューザーを商品に映し込む状態でライティングを施しました。また、切り抜き加工前提の依頼だったのですが、ロゴマークの中心位置での存在感やキルティングされた生地の質感、さらにロゴマーク周辺にあるユニークな柄模様の描写など、映像表現として非常に難易度の高いワークフローとなりました。

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