ガーベラ

フォトスタジオに於ける設備に関しての概略的な解説はもうすでに他のページで紹介していますが、このような設備に惑わされて、画像製作という本来の問題が曖昧になり、創作に対する意欲が希薄となってしまうことが往々にしてあります。写真を撮るに当って最も重要な事項は、自分を惹きつけるモチーフであり、それを見つけることが出来れば、大半の作業は完成すると言えるのです。この根本を忘れて、機材を如何に使いこなすかに苦悩し、時間に明け暮れても、正に本末転倒と言えるのではないでしょうか。下記に掲載の「ガーベラの一輪」の画像は、フォトスタジオのワークスペースでなくとも、写真に興味があり、カメラを所有している人であれば、誰にでも実現できる機材内容で制作した物で、忘れがちな基本的な理念を改めて感じさせてくれる物となりました。

上記に掲載の画像に使用しましたツールは、フィルムカメラであるニコン製F100(現在では製造は廃止されているようですが)とリバーサルフィルム(フィルム フジベルビア100F) で、晴天の日中、窓からの面光源だけを使って写したもので、フォトスタジオで使用する専門的なツールは一切使用していません。ガーベラと言う花の可愛らしさと、けなげな表情の表現は、前述しているシンプルなセッティングが最もふさわしいと思われ、迷うこともなく、撮影に挑みました。素直な花の表情は、素直な気持ちで撮るのがふさわしいと感じ、それをテーマとした撮影の一例です。

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