眼鏡

フォトスタジオがスティルライフ撮影の遂行に当ってまず実行すべき事は、そのモノ独自が持つ固有のモチーフを見つけ出すと言う事です。それによって、映像を作ることの大半は完成する事になります。あとは、そのモノのもつ固有のフォルムや、そこから放たれる生命力や輝きを、率直に画像に定着させればよいのです。

上記に掲載の作品は、某メガネメーカーより、カタログ掲載の画像パーツ製作の依頼で撮影に挑んだものですが、メガネレンズの質感とその商品の持つ形状や色を表現する為に、被写体の後方向より照射した面光源によって、輝度値240~250辺りの範囲で表現されるやや青みを帯びたグラデーションを作ることにより、透明感と質感につなげました。また形状表現はユニークなディスプレイとカメラアングルなどによって実現し、さらに使われている材質の質感や色は、後方向より照射した面光源のライティング上での成り行きをうまく活用し、それに加え、フロントからの補助光によってそれらを表現しました。こういったカタログに掲載する画像パーツとしてのフォトスタジオ・ワークフローは、その商品を構成する様々な要素を正確に把握し、カタログとなった後、羅列される商品郡を見るユーザーが、眼に疲れを感じない、自然な形での商品としての映像となるのが最も重要なことなのではないでしょうか。

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