香水

フォトスタジオとして様々な分野で活動する場合、基本となる設備がライティング機材であり、それをカメラマンが如何に使いこなすかが、基本的なノウハウであるといえます。そして,それが画像のクオリティーに直結し、評価が決まるといっても過言ではありません。「太陽光は一つ」とはいえ、すべての物体を一灯で表現できるわけではありません。補助光や反射光を有効に使い、また遮り、自在にコントロールするのがそのフォトスタジオの持つ個性かつ実力と言えるのではないでしょうか。

上記に掲載しました撮影例は、某ファッション雑誌のプレミアムコーナーでの1アイテムとなったスティルライフ画像ですが、テーマとなったのは、香水瓶のファッショナブルなデザインと、香りが伝わってくるような香水の美しい色を表現することでした。バックからのライトを被写体に照射することによって、透明なガラスの質感と香水の持つ色の両者を表現し、さらに若干のトップからのやわらかな補助光によって商品全体がもつデザインをバランスよくまとめ上げようと試みました。切り抜き(画像全体の中から背景部分を取り除きアイテムだけを残すことを前提としたもの)を前提とするため、エッジは黒ケント紙によるハレギレでしめ、白い紙の上にアイテムだけを切り抜いた状態で配置されても、画像として存在感を失わない状態となるように作業を進めました。

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