フォトスタジオ スティルライフ:観葉植物

フォトスタジオ内に於いてライティングを目的別にコントロールする場合、拡散と集光の道具、灯具、照明アクセサリー等を縦横に組み合わせる事になるのですが、ただ単にそれを行っただけでは不十分な場合があります。つまり、照射するビームの幅や広がり方の細かい調整や、写り込むハイライトの階調の調節、そしてシャドウ部の沈み具合のコントロール等、もう一歩突っ込んだ操作が必要となる場合の方がむしろ多いと言えるのではないでしょうか。フォトスタジオでのライティングと言うものは、凝れば凝る程奥行きの深いものとなるのですが、その分手間も道具も必要となってきます。出来合いの市販品では得られない光を求めて思考錯誤する場合も多々あり、手間はかかるのですが、上手くいった時の歓びは非常に大きい物となります。下記掲載の撮影例は、フォトスタジオ内に於いて手作りで作ったバンクボックスなどを使って、合計6灯のライトにそれぞれ役割分担を与えた後、微妙な調整を加え、長時間かけてライティングを施したスティルライフ撮影例です。

上記に掲載しました画像は、観葉植物が太陽光を浴びることによって、自ら持つ豊かな色彩を、反射と透過の両者の作用によって実現するエバーグリーンな表現を人工的に作ろうとしたものです。コマーシャルに於ける撮影現場では、本来太陽光でライティングするのが、ベターな場合であっても、納期やコストの関係、或いは天候等、それにまつわる種々の問題によって、フォトスタジオ内でのライティング機材を使って擬似的に作り上げなければならない場合が往々にしてあります。上記画像は、被写体後方に4m×3mのホワイトボートを設置し、4灯のアンブレラを使ったストロボを後方より照射することによって面光源とし、それをメイン光としました。更に、被写体右前方よりフォトスタジオ ビット特性のバンクボックスとスペキュラーなレンブラント光を加え、臨場感溢れる雰囲気を演出しました。

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