フォトスタジオ スティルライフ:正面カットメガネ

フォトスタジオが社会機構の中で有効に機能するに当たって必要な事は、専門的な設備や技術などよりも、一般業務として優秀な事務上のシステムや営業力、さらにそれらを運営するに当たって、必要な強固な信念を持つことです。そしてその上ではじめてフォトスタジオとしての専門的な設備や技術が重要となってくるのは言うまでもありません。下記掲載の写真は、大手某メガネメーカーが、数百万部に及ぶチラシを発行するに当たって、必要となるフォトパーツを製作したものです。こういった撮影依頼を頂くためには、社会的な観点からフォトスタジオという業務を謙虚に受け止め、誠実に運営を深く考えることが必要となってくるのでは無いでしょうか。

メガネの切り抜き用撮影に於いて、最も一般的で活用範囲の広いディスプレイがこの「正面カット」と呼ばれるスタイルです。眼鏡レンズに貼られているPRシートやフレームの形、ツルの曲線や使いごこちなど、様々なセールスファクターをユーザーに見てもらうことができます。この撮影に当たって、眼鏡は乳白アクリル板の上に設置した上で、ライティングを施すのですが、まず3m×2mのホワイトボードを後方に設置し、4灯のストロボをアンブレラを使ってそのボードに照射した後、その反射光を使ってディフューザー超しに被写体に照射、更にフロントからの補助光によって形状表現、さらにツルやメタルフレームの質感を表現しました。また、アンダーライトを眼鏡全体に照射し、レンズ部分の明るさが輝度値240~250辺りの範囲で表現されるグラデーションによってレンズの透明感を出し、このライティングの成り行きによってツルの色や質感も同時に影響を受け、全体としてまとまりのある画像に仕上げました。

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